東京都交通局7000形 荒川線 (学習院下−鬼子母神前間)

都電唯一の生き残り路線となった荒川線の存続の理由は、ほぼ全線が専用軌道だったからです。
元々この路線は王子電気軌道でしたが、戦時中に東京市電気局(後の東京都交通局)に統合されました。
後ろの立体交差は目白通りで、すぐ右側には明治通りが並行している区間です。
7000形というのは別にあって、こちらは機器類を流用して車体を新造した「更新車」になります。
荒川線はホームが高いので、路面電車独特のステップがないために、どことなく不安定な印象もあります。
都電というと、主に下町を走り回っていた印象があるので、お祭り娘です。
以前はよく、お神輿の後をついてそろそろと走っていたり、横切る直前で停まっていたりもしました。
本当に風景と一体化した電車でしたが、都電の廃止とともに風景も一変してしまったようです。
法被というのはいろいろあるのですが、勝手に“白の短いのと黒の長いの”という分類をしています。
白だと、サラシ巻のほか手足の露出が多いのと、あとは草履履きになると思われます。