江ノ島電鉄100形 (鎌倉海浜公園)

製造年は1931(昭和6)年ですから、現存する江ノ電の車輌では最古のものと思われます。
長いこと江ノ島駅の留置線に停められていましたが、いつの間にか見なくなってしまいました。
現存するうちの1輌は動態保存車として車庫に保管され、こちらは運動場の奥に静態保存されています。
日中は扉を開けられていて、保存状態が良好な内部を自由に見ることができます。
前面窓の外は物置状態になっていたので、手許にあった写真をはめ込んでみましたが、あまりよくありませんね。
旧い電車なので、古風なサマードレス娘にしてみました。戦前に別荘を持っていた家の御令嬢でしょうか。
鎌倉あたりは海軍が土地を持っていたそうで、海軍の高級将校が邸宅を建てていた時期がありました。
あとで気がついたのですが、この方向から撮っていると、海は運動場と国道134号線を隔てた右側になります。
ということは、この娘は内陸の方を向いているということになるのが、どうでもよさそうで気になります。
そういえば車内の写真はこれが初めてですが、たまにはこういうものもよいかと。