小田急電鉄3000形 (新宿駅)
長年独自の車輌を展開してきた小田急が、小田急であることを捨ててしまったかのような通勤型電車です。
これまでの小田急が持っていた電車の特徴を全て葬り去ると、このような電車になります。
最近急速に広がってきた、判で押したような形の電車ですが、評判の悪いセミワイドドアを踏襲した点くらいが違いでしょうか。
2次車以降は、全く他社と変わらない“21世紀の標準車”になってしまいました(相違点は前面だけです)。
最初の車輌は前面に太い青帯を入れていましたが、現在は2次車以降と同じ細い線になっています。
電車がやる気をなくしたようなので、人生を投げているような酔っぱらいOLです。
どこかで飲んでいるうちに終電が出てしまい、ひとり残されて駅構内でカップ酒の飲み直しとか。
折詰を片手に、ほとんど典型的な1960年代の酔っぱらいオヤジの体を示しています。
どんな飲みっぷりだったのか知りませんが、明日はどの面下げて出社するのか見たいものです。
終電直前の撮影でしたが、この電車はどうやらロマンスカーのホームに朝まで留置されるようです。