JR東日本EF63形電気機関車+489系 (横川−軽井沢間)

信越本線の碓氷峠を、補助機関車を前にして走る上野行特急「あさま」です。これから最初のトンネルに入ります。
長野新幹線開業により、横川−軽井沢間は廃止されました。
67‰という急勾配区間のため、上下とも全ての列車に重連の補助機関車が横川側に連結されます。
単線だったアプト式の時代には、写真後方に柳瀬信号所があり、普通の方式に変わったのは1961年です。
廃止直前で、大勢の撮影者が集まっていましたが、その後ろに車を停めて、ルーフラック上から撮影しました。
軽井沢というと、高級避暑地という印象が強いようですが、だいぶ世俗化して久しくなりました。
高速道路も新幹線も開業して、便利になったのはよいことですが、少しくらい不便な方がありがたみがありそうです。
もうすでに、避暑地のお嬢様などは過去の遺物になっているのではないかと思われます。
157系の臨時特急のグリーン車から、お迎えの車で別荘に行くあたりの時代が、華やかしき頃の最後ではないかと。
軽井沢には重要文化財の(旧)三笠ホテルがありますが、現役時代の末期に泊まったことがあります。