京王電鉄6000形 (新宿駅)
都営地下鉄新宿線乗入も兼ねた京王初の20m車です。
同じ頃に登場した小田急9000形などに比べると、京王らしく控え目でそつなくまとめた電車といえましょう。
それにしても元が路面電車の会社だからか、普通鉄道になっても前面下のアンチクライマが目立ちます。
5扉車も後から造られましたが、不評だったのか4扉に改造され、窓配置の違いが異彩を放っていました。
登場時の赤帯1本から新塗装になりましたが、旧色の上からシールを貼っただけなのが妻面を見るとバレます。
京王線といえば、連絡する南武線と並んでギャンブル電車なのでギャンブラー娘です。
今時こんなわかりやすい格好をしている人は、京王線沿線では減ってきました。
新聞に赤鉛筆、ポケットには携帯ラジオが入っていると思ってください。
京王閣(競輪)、府中競馬場、多摩川競艇場…、南武線に乗り換えて川崎競輪、立川競輪…さて、どこへ。
「勝って来るぞと勇ましく」向かった人達が、敗残兵の行列のようになって帰って来るのをよく見ます。