函館市交通局500形 (末広町−大町間)
十字街から環状線(撮影当時)を離れて函館ドック前に通じる路線を走る、戦後まもなく量産された大型車です。
線路の左は函館山に向かって基坂という上り勾配になり、しばらく進むと重要文化財の旧函館区公会堂があります。
右にある建物は、大火で焼失した公会堂再建に多額の寄付をした豪商相馬哲平の相馬合名会社です。
歴史的な建物群が沿線に残る函館市電には、やはり古い電車がよく似合います。
この写真は、青函連絡船末期の頃に撮影したモノクロフィルムを使っています。
函館あたりは教会も多く、北海道はキリスト教がよく似合う風土ということでシスター娘です。
シスターの服については詳しく知らないのですが、一番清楚だと思われるのはこんな感じではないでしょうか。
ところで、シスター(さん付けするとヘンです)のアイテムというと何かわかりませんが、カンテラあたりが似合いそうです。
函館のような都市部はともかく、修道院はだいたい第1次産業と深く結び付いているようです。
籠の中にはパンと野菜、手に持っているのはチーズの包みで、修道院ではワインも作っています。