東急電鉄300形 世田谷線 (山下−松原間)
玉電100周年記念の花電車だそうですが、単なるラッピング電車です。
花電車というのは、無蓋の専用車に造花などの装飾を取り付けた、旅客営業しない見物用の電車です。
本体の玉川電気鉄道は、東急に吸収され東急玉川線となりましたが、玉電の名は残りました。
渋谷−二子玉川の本線は廃止されているので、あとからできて生き残った世田谷支線で100年目のお祝いです。
電車は新型に統一されましたが、あいかわらず世田谷の住宅街をのんびり走っています。
まだ古い街並みの雰囲気も残っているので、初めて乗った頃の思い出に割烹着娘です。
主婦は娘ではありませんが、家事手伝いかもしれないということで。
戦後型の割烹着の代表的なものを記号化してみましたが、胸元のレースと裾の大雑把なフリルが目印です。
昭和30年代になると洋服の上にも着るようにもなり、やがて急速に進出したエプロンに駆逐されました。
商店街への買い物には、木口(持つところが木製)で綿か麻の袋を持って出かけていたようです。