JR西日本EF66形電気機関車 (東京駅)
「富士」は、新橋から下関を結び、朝鮮半島から大陸への連絡を果たした戦前の第1列車に付けられた、初の列車愛称名です。
1・2等のみで編成された列車の最後尾の1等展望車にエンドマークを掲げ、太平洋戦争中まで走り続けました。
戦後は151系の電車特急を経て、東京−西鹿児島間(日豊本線経由)を走る固定編成寝台列車=ブルートレインに引き継がれました。
末期は「さくら」の廃止により、併結していた「はやぶさ」を引き受けましたが、両方とも昔のように西鹿児島駅までは行きません。
日本の鉄道史にその名を刻んだ列車名がなくなるとともに、東京発の客車寝台列車も全廃になりました。
富士で思い付く娘もなかったので、フジヤマ…ゲイシャということで、安易に芸者娘です。
この娘は「半玉」(芸者に支払われる玉代が半額の見習いや新人の意)ですね。
見分け方は、芸者が島田髷なのに対して桃割れだったり、派手な髪飾りを付けていたりというところでしょうか。
一般的に半玉は、だらり帯でないとか裾を引いていないとかということも、見分ける点だと思われます。
それにしても鉄な芸者で、着物の柄は最盛期の東京発着ブルートレインのヘッドマークだったりします。