日本国有鉄道583系 (尾久−赤羽間)
戦後、高度成長期に東北初の特急「はつかり」が客車で運行され、すぐに初の気動車特急に置き換えられました。
その後、東北方面も電化が進み、やがて電車特急で運行されると、さらなる速達化が達成されました。
583系は世界初の電車寝台ですが、座席車としても利用され昼行特急の「はつかり」にも使用されました。
個人的には昼間の583系というと、なぜか常磐線の「みちのく」の印象が強く残っています。
これは復活の「はつかり」運転で、残っていた普通車のみの6輌編成で上野発の片道だけ運転されました。
ちょうど東日本大震災から1年経ったところなのでシスターですが、めずらしく黒系にしてみました。
かつて東北の明るい未来を象徴した「はつかり」と、鎮魂の意味合いも含めて組み合わせてみました。
実のところ、鎮魂という言葉はあまり好きではないのですが、よく言う「絆」というのも、最初からどこか違和感がありました。
素足なのは『旧約聖書』の「汝の足より履(くつ)を脱ぐべし汝が立つ處は聖(きよ)き地なればなり」(出エジプト記3章5節)より。
一日も早く復興が進み、平穏な暮らしを送ることができるようになるとよいですね。