鉄道省D52形蒸気機関車 (鹿沼公園)

戦時下の大量輸送を担うために造られた最大級の貨物用機関車ですが、充分な性能を発揮できずに敗戦を迎えました。
さらに戦時中の酷使がたたって、ボイラーの爆発事故が起こるなど、あまりよい話は聞かれなかったようです。
とても重い機関車なので使用線区も限られていて、一部が従輪を2軸にして軸重を軽減したD62形となり、東北本線などに転出しました。
戦後は旅客用機関車が不足したことにより、ボイラーを転用してC62形が製造されました。
この機関車は函館本線に転属したもので、現在はJR横浜線淵野辺駅近くの公園で静態保存されています。
戦時形の機関車ということで、帝国陸軍娘にしてみました。
これは昭和18年以降から敗戦までの軍服で、軍刀も含めいろいろと省略されるようになってきました。
日本軍の陸軍軍服は形ががよくない上に、当時は今ほど体型もよくないので、輪をかけて見苦しい姿でした。
タカラヅカの役者が着てさえ似合わなかったのですから、救いようもないということかもしれません。
そうなると、見栄えがよいのは絵の世界だけということになるのでしょう。