東京都交通局300形 (日暮里駅)
東京都の新交通システム日暮里舎人ライナーの電車ですが、日暮里もずいぶん変わってしまいました。
東京に住んでいると「にっぽり」を難読駅名とは思えないのですが、普通に読めば「ひぐれさと」ですね。
舎人と書いて「とねり」と読みますが、こちらは平安時代くらいの役職名で、終点の地名が舎人というところです。
日暮里からほぼ真北に進み、埼玉県との都県境で終点になります。
終点の見沼代親水公園は、見沼代用水を途中で切っているので、見沼台ではありません。
軌道の下に見えるのは太田道灌(室町時代の武将で江戸城の開祖)の銅像なので、山吹娘にしてみました。
七重八重/花は咲けども山吹の/実のひとつだになきぞ悲しき。という逸話に登場する娘だと思ってください。
突然の雨に遭った道灌が、あばら屋で簑を貸してくれと頼んだときに、そこの娘から山吹の花を差し出されたという話です。
実のひとつだになき…を「簑はありません」にかけたということですが、実話ではないとされています。
そういえば、都庁の旅券申請窓口の記入見本では、太田道灌と徳川家康が会社の同僚として書かれていました。