鉄道省2200形蒸気機関車 (青梅鉄道公園)
明治の終わり頃に、英国あたりから輸入された一連のタンク式蒸気機関車です。
むしろ作業局の通称B6と呼んだ方がわかりやすいかもしれません。
メーカーの違いで多少の相違はありますが、基本的にはだいたい同じ形をしています。
保存機は自動連結器に電気式前照灯、エアタンクにコンプレッサーなどを満載した末期の姿です。
一部は私鉄に譲渡されたりして、戦後まで走っていたものもいたそうです。
明治時代ということでバスルスタイルのドレス娘にしてみましたが、時代はちょっとずれています。
このファッションが流行したのは鹿鳴館時代ですから、まだB6はいませんでした。
バスルスタイルというのは、腰の後ろの部分をふくらませて大きなリボンなどを付けた上流階級の服装です。
奇抜なファッションもだいぶおちついてきた頃のもので、以後は現代でも通用しそうな姿に変わってゆきます。
文明開化以降、欧米のファッションは、あまり時間をおかずに日本で取り入れられたようです。