中型駅
国産Nゲージストラクチャー初の駅ビルとして、現在も流通している。
1階部分が駅で、左端の階段を上がるとデパートに入れる構造になっている。
ホームには中央の階段で上るようになっており、真横にも直角にも配置することが可能だ。
1階部分の造作など、作りは細かく使い勝手も良好であろう。
ただしグリーンマックスのストラクチャーは固定式線路が前提なので、ホームの高さもそれに合わせてある。
最近の道床付線路と組み合わせるためには、線路を下げるか地面を上げるなどの対応が必要になってくる。
ほかのメーカーからは、今のところ駅ビルは出されていないので、使い利用価値は高いと思われる。
もっとも駅舎ばかりあってもしかたがないので、小規模なデパートに改造してみた。
昔はこの規模のデパートを全国いたるところで見ることができた。
改造したのは1階部分くらいだが、柱の間にエバーグリーンの筋目板を貼ってシャッターが閉まっている状態を作った。
時間設定が5時から6時くらいなので、もちろん営業はしていない。
シャッターの右横の部分はプラ板に筋を付けたもので塞いだが、あまりきれいにいかなかったので、輸入キットに入っていたポスターを貼ってごまかした。
1階部分は両脇にも出入口があるのだが、それはそのまま残しておいた。
背面はどうせ見えないので、プラ板を貼って、一応塗装だけはしてある。
作った当初は1階正面を全て筋目板にしたが、シャッターが巻き上げられる部分がないのも不自然なので、あとからプラ板で巻上箱を表現した。
これも実は買った記憶がなく、たぶん複数の不良品をもらってきたのだが、寄せ集めてみると普通に組むことができた。
ずいぶん前にもらったものなので、シールは現在のものと違っている。
現在のキットには、マンガのような冗談めいた名称のものがたくさん入っているが、以前は実在する企業のものがあたりまえに使われていた。
屋上にはクーリングタワーが載っているので、年代的にはうちの設定に合致する。
この部品や屋上の看板は、まとまった数を持っているので、いろいろなところに使っている。