中型駅改

中型駅を鉄道施設とは関係ないデパートとして組んだが、都市小私鉄用のターミナル駅が必要になったので、あまっている部品を組み合わせて作った。
当初、私鉄をやる気はなかったのだが、グリーンマックスのキットを改造して都市小私鉄を漠然と考えたのが、そもそもの始まりだった。
それがトミーテックの鉄道コレクションが登場したことで、一気に具体化した。
中型駅は鉄コレ以前に作ったので、もはやオリジナルには戻せず、同じものを複数作りたくなかったので別のものを考えた。
そこで半端にあまっていた中型駅の部品と、やはりたくさんもらってきていた、グリーンマックスの商業ビル5階建の前面を組み合わせてみた。
1階部分はキットの通りに組んで、その上は部品やプラ板を組み合わせて作った。
正面は商業ビルの前面を2列づつ切って、5mmのプラ丸棒を挟んで繋げた。
上部の一段太くなっている部分は、中空プラ丸棒である。
中空プラ丸棒は、中空プラ丸棒同士あるいはプラ丸棒と内径を合わせてあり、はめ込むことが可能になっている。
ところで組んだのはよいが、実は商業ビルの前面は、上の方がほんの僅か狭くなっているのに、できあがってから気がついた。
その差は約1mmだが、まずいことに左が垂直で右がずれていた。
右側面を正面にして置く予定なので、1mmの差とはいえ目立つといえば目立つかもしれない。
これが反対側なら全く目立たなかったのだが、今から何を言っても始まらないというものだ。
右側面は中型駅の部品を流用したが、3階分しかないので1階分は切り継いである。
背面はホームに通じる階段があるので、本来の部品を流用したが、上の方はプラ板である。
元が4階建だったので、いづれにせよ改造が必要とのことで。
配置はもちろん、私鉄のターミナル駅らしく頭端式を予定している。
前述のように左側面は見えなくなるのでプラ板を貼って塗装してあるだけだが、1階部分は一応普通に組んでおいた。
屋上は元のキットの塔屋を改造して、クーリングタワーも付けてある。
そのほかグリーンマックスの工場付属設備のパイプや、トミックスのストラクチャーから切り取った部品、それに輸入キットで余剰になった煙突などを適当に配置した。
前面の改造は特に手間がかかったが、戦前からあってもおかしくない駅ビルになったと思われる。
やって来る電車も、17m片開き3扉車という設定である。