車上駅

中型駅と共通の部品で構成されるキットだが、変更点は少なくない。
一番目立つところでは、正面2階以上の部品が別物となっていることだろう。
これだけの変更でも、視覚的効果はかなり大きいと思われる。
あとは、中型駅が1階の奥からホームに上がるようになっているのに対して、こちらは3階が改札口になっている。
そのため1階の奥は店舗の入口になっており、2階へは正面左側に並行した階段で上がるように作られている。
1階の床と天井にある部品取付穴は、中型駅と車上駅のどちらにも対応できるように合理化されている。
1階部分は生かしておいてもよかったかもしれないが、中型駅と同様にシャッターを付けた。
こちらも駅舎として使うつもりはなく、デパートなので2階に上がる階段は不要ということで塞いだのだが。
1階左側の出入口が、本来の1階奥に使う部品で、角の部分は階段の奥の部品を折り曲げて使っている。
下の白いものは、穴を塞ぐために付けた輸入キットの照明器具で、フットライトのようなものということで。
右側を背にして置くつもりなので、こちらはプラ板で塞いであるだけだ。
背面は3階に跨線橋がはまるため、小型駅と違う部品が使われている。
普通に使うと、小型駅がビルの後ろに対向式ホーム、車上駅がビルの後ろが線路で島式ホームということになるのだろう。
跨線橋は屋根まで含めると4階の高さまで開口部になっているので、そこまでをプラ板で塞いだが、1階も含めてずいぶん大袈裟なことになった。
いっそのこと、4階に連絡通路でも作って、隣のビルに行けるようにするというのはどうだろうか。
うしろを見せたくなければ、正面を前に置いて右側にぴったりとビルを並べるということもできる。
細かい違いといえば、正面の屋上に電光看板が付けられていることだろう。
意外と歴史が古いが、故障しているところをよく見かけたので、初期の稼働率はどのくらいだったのだろう。
これも小型駅と同様に部品でもらってきたらしく、正面がもう1枚あまっていた。
そこでひとつビルを作ってみたが、1階は切妻/入母屋のあまり部品を加工したもので、屋根は中型駅/車上駅の一番上である。
あとはプラ板とプラ角棒に、一部エバーグリーンのプラ板を使ってお手軽に作ってみた。
側面と背面はプラ板そのままなので、写真は正面だけにした。