商業ビル5F
これは2棟入がふたつ出ているのだが、商品名は同じになっている。
商品番号が違うのと、あとは入っているビルの名称で分けられていたようだ。
ひとつがオメガビル入で、もうひとつがパーキングタワー入だったように思われる。
もっとも、オメガビルは今のセットに入っていないので、名称は変えられている。
昔はおおらかな時代で、先代社長の遊び心もあってか、ブランドマーク入のビルも自由に作ることができたようだ。
それがだんだんうるさくなってきたので、現在では上の方も下と同じ窓が連なっているものに変わっている。
本物の銀座天賞堂のビルが、この部分を広告で隠しているので、この模型が唯一のオメガビルかもしれない。
シールも実在のものが多く入っていたようだが、天賞堂も含まれていた。
オメガビルとその隣がひとつのセットで、パーキングタワーとその隣がまたセットになっている。
構成は単純で、前面が合計4種類、それに側面が2種類と背面が1種類になっている。
側面は窓のあるものと通風口があるものが入っており、どちらでも好きに付ければよい。
屋根上のクーリングタワーとか高架水槽などは、3階建てのビルと共用だが、こちらには塔屋が附属している。
中央ふたつのビルに使っているが、配置とりたてて決められていない。
右側の塔屋には、エバーグリーンの筋目板を屋根部分に貼って変化を持たせてある。
オメガビルの屋上出入口は、プラ板と同社のビル付属設備に入っている扉で自作した。
ほぼ普通に組んだ3棟は正面を向けるつもりなので、背面をプラ板にしてある。
これも買った記憶はなく、どこからか部品が集まってきたものなので、半端な部品でパーキングタワーを作ってみた。
2棟を並べて、地面はプラ板で作り、0.3mmのプラ板でターンテーブルを表現した。
シャッターはエバーグリーンの筋目板、入口脇の小屋は関水金属の何かに入っていたものだ。
ガードレールとポールも関水金属製で、古風な照明灯はトミーテックの街コレのどれかから流用した。
小屋の横に立っているのは、グリーンマックスのパーキングメーターで、ターンテーブルの操作機だろうか。
側面は通気口の位置を揃えるために、右側を上下逆に付けたので、上と下を入れ換えてある。
この部品はごく初期の製品を使ってあり、とにかく加工が厄介なプラスチックだった。
背面はプラ板と、中央は本来の背面を使って作ってある。
片側に張り出している部分は、プラ板に筋を付けるのに失敗したのを隠すためだったりする。
その下の箱は、関水金属の電話ボックスで、物置か電気設備だと思っていただければよい。
うちでは新しすぎて本来の用途に使えないが、塗ってしまうといろいろなものに使えて便利である。