輸入煉瓦建築物02
これも同じシリーズだが、数が多いので2回に分けた。
左と中央は既出のものと同時期に発売されたもので、最も初期のストラクチャーだった。
部品構成はほぼ同じだが、左のは土台が壁面に隠れるようになっており、中央のは広めの土台があったかもしれない。
構成そのものはメーカーが同じなので大差はないが、左のものは正面を組むのにガイドが何もなかったので、当時の工作能力では苦労した。
なにしろ作ったのは30年以上前だったはずで、そのため塗装はあとからやり直している。
窓にいろいろとシールが貼ってあるのは、はみ出した接着剤を隠すためだったりする。
1960年代後半から1970年代なかばにかけて、このようなバタ臭い雑貨+食料品の店があったように記憶している。
中央のものはHELJANのオリジナルと違って、正面の張り出しに尖塔が付いていない。
たしか同社のカタログでは尖塔付で、これがオリジナルと関水金属ブランドの一番の違いだったかもしれない。
これだけは成型色が白だったので、なんとなくタイル仕様にしてみた。
輸入キットの成型色は、とくに白系がきれいなので、塗らないでも充分見られるものが多い。
もっとも、接着剤を付けすぎると接合面が黄ばんでくるので、あとからヤスリがけなどで対処する必要がある。
右のものは現在でも売っているかもしれない、比較的新しく登場したものである。
部品点数も多く、キットそのものの精度もいくらか向上しているようだ。
箱も写真付きで本来の用途が明確になっており、石炭の中継施設だそうだ。
付属品として、車庫のような建物と石炭車が荷下ろしをする高架部分が入っていたが、木製の橋なので小型の石炭車専用だろう。
どれも改造などはしていないが、使い道はいろいろと考えられる。