タウンショップ

屋根と側面が共通の平屋建店舗である。
正面と背面が違う口型の部品に、共通の片流屋根部品を被せた構造で、それに窓などの部品をはめ込む。
店内も一応表現されているので、土台の部品は出入口付近も含めてそれぞれのものを使っている。
地価の高いこのご時世に、けっこう新しい平屋の店舗というのがどのくらいあるのか知らないが、あまり目にしたことはない。
あるいは田舎の新駅周辺とか、都市部でも郊外に出れば見られるのだろうか。
コンビニあたりが平屋の戸建てを残しているが、集合店舗でもあるのかどうか。
古い住宅地などで、唐突に○○ショッピングセンターとかフードセンターなどに出くわすこともあるが、2階が住居になっていることが多い。
そのようなわけで利用法に困っていたところ、偶然にもグリーンマックスの公団住宅と幅と奥行きが同じことがわかった。
それならということで切り継いで、団地のショッピングセンターに改造することにした。
公団住宅は1階を切り取って、屋根を外したタウンショップと重ねればよいかというと、意外と簡単にはゆかなかった。
1〜2階の間にはどうしても隙間が生じるので、プラ板を使って現物合わせで隙間を埋める必要がある。
ただ単に重ねるだけだと、1階部分が低くなりすぎる。
もうひとつの大きな問題は店舗と住居の向きである。
店舗は向かい合わせにする必要があるが、住居は方向を揃えないとならない。
つまり、1階と2〜3階は向きが逆になるということだ。
同じものをふたつ作ればよいというわけにはいかず、階段部分が違うものを2棟作らなければならない。
2階から1階に下りる階段は、プラ板の現物合わせで自作して、階段部分はグリーンマックスの歩道橋を流用した。
ひとつは外廊下からそのまま降りるようになるが、もうひとつは反対側に通り抜けて降りるようにしないと、店舗の前に階段がきてしまう。
できてみると雰囲気の違いがおもしろい。
何屋にするかはまだ決めていないが、食品や日用雑貨、それに書店とか電器店とかが普通ではないだろうか。
公団住宅は普通に組んだのを含めて6棟あるので、これを中央にして間に高木と花壇を作って並べられたらよいと思う。
あまった屋根は、プラ板とプラ角棒で壁と柱を作って車庫にしてみた。
2棟できたので、営業車の車庫に使おうと思っている。