アパート
本来は木造か軽量鉄骨の2階建てのアパートで、屋根はたぶんカラーベストあたりの4方流れの建物だった。
そういう少しばかりしゃれたアパートは、設定年代よりもあとから出てきたので、そのまま使うわけにはいかなかった。
そこで前側と裏側を別にして2階建ての鉄筋コンクリート建てのアパートにしてみたが、いささか低さは否めなかった。
たしかに1970年代には鉄筋コンクリートの低層アパートもあったが、せっかくだからもう少し高くしてみたかった。
そう思っていたときに某所のレイアウトから外した残骸と、無傷の製品をもらうことができたので、4階建てに再改造することにした。
2棟あればたりるのだが、右の階段部分がひとつたりなくなるので、残骸から取り出した部品を使って事なきを得た。
なければないで入口上だけ違う形状でもよかったのだが、ありがたく使わせてもらうことにした。
この残骸から取れたのは、あとは屋根と土台とベランダの部品だけで、ほかはみごとに壊れていた。
右のは幅を詰めてあるので、正面はとにかくパテ埋めに頼っている。
これは2階部分の窓上に庇状のモールドがなかったので、重ねたところの2階の部分はプラ棒を削ってたしてある。
左のは本来のベランダ側を重ねただけだが、窓枠はプラ棒で作ってある。
というのは、最初に作ったときのものは窓ガラスの部品が強固に接着されていて、ことごとく割ってしまったので作り替えざるを得なかった。
あとの製品は両面テープ留めになっていたので簡単に外れたが、しかたがなく同じように作り直した。
こちらの屋根は、本来の軒下に当たる部品を使っていて、この上に4方流れの部品が載っていた。
本来の屋根は、港湾倉庫にでも使おうと思って温存してある。