出桁造り03

出桁造りのシリーズで、この2点は角店と呼ばれている。
右が出桁造りの角店1(右)で、左が2(左)という。
正面から見てどちら側に店舗部分の延長があるかということになる。
これまでのものに比べると共通部分は少なく、一部の窓の形状や2階の屋根を除くと、ほとんど別物と言ってもよい。
2階の屋根は、出桁造り01で紹介したものと共用なので、それの1階部分を大型化したと考えればよい。
2階部分は側面もほぼ共通だが、背面は独自の形状で、しかも角店の1と2でも違うものにされている。
そのようなわけで、安易なバリエーション展開ではなく、かなり細かい仕様の変更がなされている。
ほかの出桁造りの建物に比べると、これらは2階部分の高さが目立つ。
角店もほかのものと同じく、1階の扉の一部を開閉どちらにでもすることができて、店内も作り込まれている。
左の角店1は、ほかのものと同じく中身を抜いて土台も撤去したので、土台部分はプラ板で作り直した。
これはシリーズで唯一、2階正面の窓が別部品のガラス窓ではなく、細かいモールドで作られている。
右の角店2には、裏側に庭があるので、土台は生かして庭を細かく仕上げてみた。
附属の物干し竿を使い、輸入ストラクチャーキットに入っていたスポンジで植え込みを作った。
スポンジに接着剤を付け過ぎたので、薄い板塀の一部が変形してしまっている。
土台を残したといっても、外側に見える部分だけで、建物の内側はほかのものと同様に撤去してある。
出桁造りだけで6棟も発売したというのは、ずいぶん気合いが入っているものと思われる。