角店02

これはあとのふたつで、土台の一辺が少し狭いものだ。
左が看板建築の角店3(モルタル・右)で、右が看板建築の角店2(石積み・左)という。
左のなどは造形も凝っており、1軒で2店が同居している様など、これまでになかった構造になっている。
看板建築の上部に被せる看板も附属していたが、上部の造形がよいので付けていない。
ただ載せられていただけなので、選択可能ということだったのだろう。
あいかわらず色の悪さはどうしようもないので、全面塗装と細かいところの色入れをしてある。
これは開口部も小さいこともあり、扉を開けた状態ではなかったので、外見の改造はしていない。
店内と2階の仕切を撤去したのは、ほかのものと同様である。
無理に撤去しなくてもよいのかもしれないが、あってもしかたがないし、なんとなく軽量化したいという気持ちがある。
というのも関水金属のストラクチャーは、どういうわけか必要以上に重い。
右のは、前出の木造建築の角店1(板張り・右)と同じく角を大きく切り取った形だが、土台が狭いだけさらに小さく見える。
こちらは全面塗装だけではなく、1階の開口部を改造する必要があった。
かといって、ほかから部品を持ってくるわけにもいかなかったので、「伊東文具店」の文字の下のサッシを入れ替えた。
向かって左の文字の下あたりが開いていたので、右の文字の下のサッシを移設して、こちらは右端と同様の構造をプラ板で作った。
これで閉店時間の状態にすることができた。
店舗部分以外のアルミサッシが少々気になるが、このあたりはあとからどうにでもなる。
なにはともあれ、細かい作りが歓迎される建物であろう。