駅前タクシー営業所
幹線の急行停車駅とか、ローカル線の主要駅を降りると、駅前広場の向かい側に構えていそうな建物である。
駅前にこのくらいの営業所を持っているとなると、少し離れた国道沿いには鉄筋コンクリート建の本社があるのかもしれない。
あるいはここが本社兼営業所で、建物の裏あたりに駐車場があるとか。
町とか駅の規模によって、そのあたりはいろいろと設定できそうだ。
木造モルタルに、あとからトタン波板を張ったような外見で、もしかするとだいぶ古い建物ということも考えられる。
どういう設定で作ったのか知らないが、高度成長期くらいに建てられて、補修をしながら昭和末期くらいまで残っているというところだろうか。
それとも、最初からトタン波板を張って建てられたということもありそうだ。
駅前でも、バス営業所は大きいわりに目立たないところに建っていたりするが、タクシー営業所は最初に目につくところにあった方がよさそうだ。
車庫には4台くらいは入りそうで、その横が窓口と観光案内所を兼ねたところだろう。
車庫の上には既成の社名入りの看板も付けられるようになっていたが、マンネリで冗談のような名称だったので一面ステッカーを貼るものにしておいた。
会社名はあとから自作して、窓口の上に貼っておけばよかろう。
モルタルと波板の壁面が同一の塗装だったので、屋根以外は全て塗り直してある。
気になるところといえば、どこのメーカーもそうなのだが、窓口の位置が高すぎるということだ。
関水金属の場合は、このくらいなら許容範囲ということで、そのままにしておける水準だろう。
改造は何もしていないが、入れるタクシーはカーコレのものになる。
トヨペット・クラウンのタクシーが2台附属していたが、関水金属ともあろうものがとんでもなく出来の悪いものを作ったものである。
もっとも、附属のクラウンの時代設定なら、側面や背面の窓がアルミサッシというのは不自然かもしれない。
うちの設定年代に合わせて木枠に塗り直さなかった理由は、後ろはもとより横もたぶん目立たなくなるかもしれないということで。