オフィスビル 1
意外にも今までなかったようなビルである。
輸入キットにも新しいビルはあるが、こういうものは存在していない。
たいへん好ましいビルで、1970年代前半をやるとしたらひとつはほしいところだ。
このようなビルが多く見られるようになったのは、たぶん70年代後半からバブル期にかけてだと思われるが、さきがけは70年代前半だろうか。
1階がデザインや印刷関係で、2階以上がスタジオとかプロダクションとかが入居していそうである。
しかも存在する場所はというと、ターミナル駅周辺よりも、そこから急行で1駅くらいの住宅地が広がる手前の駅近傍だろう。
代々木上原とか代官山(急行は停まらないが)あたりの駅から徒歩数分に似合いそうである。
もっともそうなると、1階がブティックで2階以上が美容室とかがよいのだろうか。
そのようなわけで、オフィスビルというよりもテナントビルという印象が強いが、よいビルを出してくれたものだ。
とりたてて改造はしていないが、絶対に見えなくなる背面はプラ板に替えて、その部分は後ろを見せて置くビルを作るときのために温存してある。
あとはあまり好きな色ではなかったので、いつものように全面塗装と細かい部分の色入れをした。
設定年代からも、このくらいおちついた色がよいと思われる。
ひとつ気になるのは屋上の空調設備だが、こういったものはいつ頃から普及し始めたのだろうか。
たぶん設定年代の末くらいにはにはあったと思われるが。