駐車場
駐車場というと、ストラクチャーよりもシーナリィに属するような気がしたので、製品化されていても掲載しないでいた。
鉄道模型では、一般的にストラクチャーを建造物、シーナリィを風景としている。
そういうところから考えると、駐車場は地面ものなのでシーナリィに属するのだろうか。
メーカーからはストラクチャーとして出されているので、せっかくだから取り上げることにした。
これは公園とセットで出されているもので、たぶんジオタウンの規格に合わせてあると思われる。
もっともジオタウンの規格というのは意外と複雑なので、組み合わせてみるとパズルのようになったりもする。
実のところ線を引いた塗装済みの板に囲いを付ける程度のもので、あとはやはり塗装済みの細かい部品を付けてゆく。
板は2枚に分かれていて、それを接着すると駐車部分と出入口付近を作ることができる。
前後に黒い線が通っているが、そこが繋ぎ目で目立っており、排水路のつもりで上からプラ板を貼ってある。
本来は駐車券を受け取る方式のコインパーキングだったのだが、設定年代に合わせて有人化した。
料金所はたしか、屋根ほしさに買ったVOLLMERのホームに入っていた売店だったと思う。
あとはそれほど大きな改造はしておらず、照明をグリーンマックス製に換えたり、歩行者通路の横に輸入キットの柵を付けたりしたくらいだろう。
たしか歩行者通路の横には飲料の自動販売機を置くようになっていたが、そこはガードレールを切り詰めて立ててある。
ガードレールに看板が付いているが、切り詰めて接着する際の補強というか、細すぎてこれがないと接着できなかった。
駐車場の看板とか「P」の標識柱などが新しすぎる気もするので、あとで別のものに替えた方がよいかもしれない。
ところで料理屋と医院の看板があるが、中華料理店は契約駐車場となっているので近くに店を作りたい。
同じ名前の看板シールがほかの建物に入っていたので、適当な店に貼っておくくらいでよかろう。
このくらいの規模の駐車場に人を雇って採算が合うのかというと、昔はよく見られたことからも損はしていないのではないかと思われる。
自分の土地を駐車場にして家族に番をさせるか、公有地を商店会が借り上げて、パートのおばちゃんに任せるかというところだろうか。
今なら確実にコインパーキングだが、昔はずいぶんのどかだった。
精算機などはガソリンスタンドの部品に使ったり、その上に架かっていたテントはふたつに切って温存してある。
レイアウトを作るときは時間設定が早朝なので、たぶん車が置かれることはないだろう。