街並みコレクション第2弾 後編

後編で紹介するのは、職住一体の建物と思われるものだ。
左が医院ということだが、看板を立てなければ普通の家屋として使うことも可能だと思われる。
建物の前の地面を切ってしまったが、そこに看板を立てるようになっており、たしかにそれだけで医院にも見える。
医院だとしても、ごく小規模な診療所というところで、居住空間もそれほど広いものではあるまい。
第2弾のほかの建物と比べると、ちょうどそれらが建っている町の一角に位置するという感じでもある。
改造はしていないが、ウェザリングがあまりにもよくなかったので、似たような色で全面塗装してある。
駐車場の屋根だけはそのままでもよさそうだったので塗っていない。
窓枠が白なのは、元が白だったのでその上から同じ色で塗り重ねたということだ。
製造段階で細かく色分けをするのはよいのだが、はみ出したりたりなかったりで、結局修整は必要になる。
生垣はやはりカラーパウダーを接着剤で塗り固めてある。
付属品としてスクーターが入っていたのと、なぜか駐車場の奥にタイヤが積み重なっていたような記憶がある。
中央は角店(飲食店)で、これは中華料理店だが、もうひとつが何だったのか思い出せない。
元は歩道が付いており、入口の前は広くなっていたが、そのあたりは全て切り取った。
歩道には街路灯とゴミ箱のようなものが附属していたはずである。
全面塗装だけして改造はしないつもりだったが、本体を組んでから屋根を載せたところ、なぜか長さがたりなくなっていた。
しかたがないので、正面の向かって右側前後にグリーンマックスの屋根瓦を2列切り出して延長させた。
そうしないとあまりにも軒下の余裕がなくなるのだが、組み方に問題があったとも思いにくい。
前側は境目にプラ板を細く切ったものを貼ったが、後ろ側は物干台がひとつあまったので、これを付けて境目を見えなくした。
手前にプラ板で天蓋を表現したが、梯子で登ってそれを開けて物干台に出るような構造であろう。
昭和30年代のマンガなどで、よく夜になるとここに登っている場面を見たが、それを再現したかった。
右は角店(雑貨屋)だが、飲食店と地面の大きさは一緒で、反転させたものになっている。
構造は全く違い、2階部分は細長く狭いのが目を引く。
こちらも歩道が付いていて、電柱となぜか2槽式洗濯機が附属していた。
改造はしていないが、屋根以外は全面塗装してある。
日除けが短いのは、開店前なので巻き取っているという設定で切り詰めて接着した。
中華料理店もそうすればよかったのだが、模様のデカールがすでに貼ってあるというよりも固着していたので、もったいないからそのままにしておいた。
看板は最初からデカールが貼ってあったが、浮いていた上方がほどなく割れてきたので、応急的に塗料で固めてある。
しかも曲がって貼ってあるので、このあたりは別に入れておいてほしかった。