街並みコレクション第4弾(駅前編) 前編

街コレも第4弾になって鉄道関係の施設が発売された。
元々Nゲージのストラクチャーではなく、Nゲージにも使える大きさということだったので、鉄道施設を最初に出す必要もない。
とはいえ町中では駅の存在は大きいこともあり、まづは手頃な田舎駅から出てきたというところだろうか。
駅前編となってはいるが、これだけ見ると駅前というか駅そのもののようでもある。
木造駅舎は、小さいながらも背が高いこともあり、いくらか重厚な感じもする。
入口が少し低いような気もするが、計ってみると問題のない高さではある。
ほかにも回廊が付いていたりと、トミックスが初期に出したローカル駅舎よりも、キットだけあって作りは細かい。
裏側はホームというわけでもなく、いささか中途半端なのでレイアウトに組み込む際には調整が必要となる。
どうせやるなら表の階段部分を切り取って、入口と地面の高さを合わせるのもよいかもしれない。
屋根以外は全面塗装したが、改造はしていない。
植え込みの部品は、カラーパウダーを接着してある。
これは「R」として再販(なぜか「駅前編の名は消えている)された際に、屋根が瓦から鉄板棒引にされている。
隣の小屋は3軒で1箱になっており、左の便所と中央の小屋は土台がひとつになっていた。
便所はグリーンマックス製よりも小さいものの、背が高いので存在感はある。
後ろに物置が付いているなど、形にもこだわりが感じられる。
土台は捨ててしまったが、衝立を付けるためにプラ板の上に接着してある。
詰所というよりも物置小屋のような建物の方は、どういうわけか入口の扉が下まで格子になっている。
このシリーズではなぜかそれが多いのだが、普通に作ってみてやはり気になったので、以後は下半分をパテ埋めした。
右は交番は今でも残っていたら文化財級で、似たようなものが武蔵小金井の江戸東京たてもの園に保存されている。
奥の1/3くらいが畳敷きの休憩室になっているようで、表も今の交番のように広くはない。
これらも改造はせずに、全面塗装だけに留めてある。
ホームはなかなか出来がよいのだが、とにかく短く20m車なら1輌分というところだろうか。
編成となれば、12m車の2輌編成がちょうど収まるというところだ。
これは再販されたときに右側の部分と同じ作りの延長部品が入ったので、あるいは15m車2輌編成くらいなら停まれるようになったかもしれない。
全面塗装はしたが、そのまま組んでしまったので使い道までは考えていなかった。