街並みコレクション第4弾(駅前編) 後編
駅前編も残り半分は鉄道関係の建物ではないので、なんとなく駅前らしくなってきた。
とはいえ、本当にこれが駅前でもよいのか?という雰囲気の建物もある。
左は日通営業所ということだが、Rとしてブラインドボックスで再販され、のちに建物コレクションでは駅前ビルと名を変えて出てきている。
どれも金型は同じで、色と看板が違う程度に過ぎない。
石造り風の重厚そうな建物で、信用組合などの支店などにもよさそうだ。
これは歪みが大きく、必らづしもまっすぐに組めていないし、正面上部などあまりよい成型ではない。
値段が値段なので文句を言えないかもしれないし、気になるようなら自分で修整すればよかろう。
このあたりは後日どうにでもなるので、とりあえず無改造の上、全面塗装で仕上げた。
中央はバス車庫で、営業所から離れたところの始発・最終のバスを停めておくところだろう。
もっとも、こういう施設はどれだけ駅前にあるのかよくわからない。
主要駅ならバス営業所も遠くないので、そこから出入りするものと思われる。
むしろこの形状だと、山奥の終点に似合いそうで、鉄道とは縁のない建物のような気がする。
まだあるかどうかわからないが、奥多摩から都県境を越えた山梨県の丹波村にある西東京バスの終点は、たしかこんな感じだった。
駅前に置くならむしろ、津川洋行のバス車庫の方が、形として似合っているような気がする。
説明では軽量鉄骨にトタン張り…と書いてあったが、どう見てもただの木造に見える。
これも全面塗装だけで改造はしていない。
右はタクシー営業所だが、駅前にこれだと、だいぶ小さな駅かもしれない。
それより小さな駅になれば、こんなものすらないようだ。
ある程度大きな駅は町はずれに本社があり、駅前は乗り場だけでタクシーが並んでいるのが普通になる。
田舎に行くと、今でも国道沿いにこのくらいの建物の本社があって、数台のタクシーで営業していたりする。
あるいは、小さな自動車修理工場にも使えるかもしれない。
これだけは色がよかったので、細かい色入れと屋根だけ塗装して、看板もそのままにしてある。