街並みコレクション第6弾(甲州街道編) 後編

これも6種類(各2色)の発売だったので、残りの3種類を紹介する。
左が蕎麦屋で、やぶそばとなっているが、甲州街道沿いはやぶだったのだろうか。
そばの分布というのも難しく、東京ではだいたいのものが食べられるはずである。
都心でも路地に入ると、ビルの間にこのようなそば屋が残っていたが、今はどうなっていることか。
要するにどこでも使える建物ということで、地方から大都市圏に単身で進出してきたという設定に使ってもよい。
中央が茶みせということだが、蕎麦を漢字にしたくらいだから、みせも漢字にすればよいものを。
箱は捨ててしまったが、サイトの表記がそうなっているのだから、それが正式な商品名なのだろう。
個人的には骨董品屋にも見えるので、看板を替えてほかの店にするかもしれない。
両側が白壁なので、建物の間に置くということもできそうだ。
個人的に、これはとてもよい雰囲気を出していると感じられる。
右は醤油屋ということで、蔵造りの店舗である。
前編で紹介した蔵とは、幅が違うこともあり全くの別物として作られている。
2階建てではなく、単に天井が高く梁が巡らされているような構造だと思われる。
正面の差掛の上に窓があるので、内部は明るくて年代物の太い木の梁が重厚に見えることだろう。
いづれも無改造で作ったが、屋根以外は全面塗装してある。
今回の建物群はみな、前面に向かって屋根が傾斜しているものだが、関東甲信越の旧街道沿いではよく見かけられる。
同じ屋根の傾斜でも、さんけいのペーパーキットは見るからに中京・関西風というのが、直感的に理解できるはずだ。
中部〜東日本の東北以南という大雑把な理解をしておけば、甲州街道に限らず使えそうである。