建物コレクション バス営業所A〜B

ほかのところでも書いたが、バス営業所というのは広い敷地を必要とする。
ほとんどがバスの駐車場だから、設備としてはあまり多くのものはいらないにせよ、路線バスなら30台は置く場所がほしいところだ。
つまりメーカーは、建物その他の施設だけを出してくれればよいわけで、それをどう配置するかは個人の自由になる。
それでもメーカーとしてはオールインワンにしたいのか、ご丁寧にも地面と塀を合わせて作りたがる。
建コレも例外ではなく、ジオコレシリーズのひとつということもあり、地面の設定までしっかりと作り込んである。
それでAとBの敷地を合わせたところ、バスは3台しか置くことができない。
車庫に2台、洗車機に1台を押し込めたところで6台だし、青天井の1台は給油機が邪魔で出し入れも苦労することだろう。
そのようなわけで、地面は廃棄して塀は温存してある。
構成は、Aが事務棟と自転車置場と給油機で、Bが車庫と洗車機となっている。
バス用の洗車機は、Nゲージ(にも使える)ストラクチャーでは初の製品化である。
どれもとりたてて改造はしていないが、全塗装だけはしている。
たしか事務所に出来の悪いモールドでエアコン室外機が付いていたので、これは削った記憶がある。
改造というほどではないが、事務所にポリカーボネイト製の差掛が付いていたが、年代的に合わないので付けていない。
これでバス営業所を作るかというと、そういう気もないのでそれぞれ別に使うことにするつもりだ。
事務所はかなり小さいので、ハイヤーの営業所に使う予定でいる。
車庫は地方空港のランプバスや消防車の車庫あたりを考えている。
あとは適当に他社のストラクチャーと混用すればよかろう。
そう考えると、なにかと便利なストラクチャーということになる。
売る方はちゃんと目的をもって名前を付けなければならないだろうが、使う方は自由なのだから、どうしようとかまうものではない。
模型というのは、それだけ柔軟な世界なのだ。