建物コレクション タクシー営業所

最近は、ガソリンスタンドやファミレスなどが転用されている例もよく見かけるが、元々こんな感じの建物だった。
敷地の奥の角に建物があり、手前が駐車場になっていることが多い。
1階は整備場で、営業所によってはリフトまで備えたところもあったりする。
隣は営業窓口で、迎車を頼んだりするとここに電話が繋がるのだろう。
2階は、事務所と仮眠所のほか物置などがあると思われる。
広い営業所になると平屋を並べることもあるが、レイアウトに組み込むにはこのくらいがちょうどよさそうだ。
あとは駐車場をどのくらい広くするかは土地の広さと相談の上で。
もっともコレシリーズなので、地面も付いてきており、そこに写真右の屋根を接着するようになっていた。
それでは敷地も限られるし、例によって厚みのある地面になっていたので、いつものように廃棄して建物だけにした。
車を停める屋根はふたつあり、もうひとつはLPGタンクとガス補給機用の屋根が入っている。
なんとなくLPGのタンクというと地中にあるような気がするのだが、このように露出しているのもあったのだろうか。
ただ大きさからいうと、所属するタクシー全てにまともな供給ができそうにない気もする。
あるいは、地下タンクから一旦持ち上げるための予備タンクなのかもしれない。
建物は一体構造で、車庫と事務所の間の仕切と屋根を被せてあとは外階段を接着すれば形は整う。
車庫の中には用具入や洗濯機などの小物を壁に接着できるようになっているが、出来はなかなか細かい。
あとはタイヤラックふたつを自由に配置することができるが、これは地面を作ったときに考えている。
これで自動車を入れれば、かなり充実したものになることだろう。
とくに改造はしていないが、屋根以外はほぼ全面塗装で仕上げてある。
「日の旗タクシー」の看板は製品の印刷されたものをそのまま接着してある。
「乗務員募集」と事務所脇の看板は本体に印刷されていたもので、ここはマスキングテープを貼って残しておいた。
全面塗装のあとで剥がすと、きれいに文字が現れたが「乗務員募集」のところは、ちょうど10mmのテープが利用できた。
タクシー営業所は、ほかに同社からは田舎駅の前にでもありそうなものが街コレから出ていた(現在は建コレに編入)。
これも街道沿いに置いてもよさそうなもので、駅前用は関水金属から決定版のようなものが出ている。
それに比べるとこちらの作りは、どちらかというと町はずれにでもあった方が似合いそうな建物であろう。