建物コレクション 土産物屋A・B 遊興施設
温泉街用の新しいジオラマベースを埋める、最後のストラクチャーである。
これで温泉街用のふたつのジオラマベースを完成させられるが、なんとも違和感あふれるセクションになるようだ。
建物単体としての出来はよいので、無理に詰め込まずに自由な配置をすればよかろう。
建物にしても、なにも箱に書いてある通りの使い方をする必要はなく、好きな用途にすればよいことだ。
左が土産物屋Aで、古風な感じがよく出ており、老舗の温泉饅頭屋という設定らしい。
看板シールには「元祖」と書いてあるが、隣に「本家」という看板を掲げた店があったりして。
土台を付けなかったくらいで、無改造の全面塗装で仕上げたが、1階の差掛は角を合わせるのにプラ板とパテで補修が必要だった。
また、そのまま接着すると角度が急になり過ぎるので、0.3mmのプラ板をかませて調整する必要もあった。
レイアウトに温泉街を作れるかどうか不明なので、骨董品屋とか書道具屋あたりとして、町中に置くことも考えている。
中央がBで、こちらは少し新しい感じの背が高い建物だ。
普通の土産物屋らしいが、やはり何にでも使えそうな形状なので、煙草屋の張り出しがある酒屋あたりでもよさそうだ。
飲み屋で、張出部分は焼き鳥の持ち帰りができる売り場というのもよいかもしれない。
そのあたりは看板次第なので、あとで考えればよい。
これもAと同様な作りだが、とりたてて調整するところもなかった。
右が遊興施設で、昔の温泉街には付き物だったが、今でもあるのだろうか?。
射的、パチンコという看板シールが付属しているが、パチンコというよりもスマートボールという方がしっくりくる。
小田急の片瀬江ノ島駅から江ノ電の江ノ島駅に向かう洲鼻通りに、似たようなものが今でもある。
あとは、ストリップ小屋があれば昭和の温泉街は完璧だが、さすがに模型化されまい。
これは扉が左右に開けられていて、店内が適当に再現されているものだったが、設定時間では閉まっていることになる。
そこで扉を片方に寄せて、エバーグリーンの筋目板で雨戸を作った。
背の高い看板は屋根ぎりぎりまで切り詰めて、派手な色から地味な色に全面塗装して、普通の町中に置けるようにした。
何屋でもよいが、自動車修理工場や園芸屋とか、間口が広い方がよい店などはいろいろあるだろう。
窓ガラス部品は薄い透明プラシートになっていたが、どうやらこれが今後の標準になるような気がする。
ご丁寧に保護フィルムまで貼られたもので、一応使用箇所に合わせた切り抜きもされている。
それでも大きすぎるので、窓に合わせて切った貼ったをすれば、さらに合理的に使うことができる。
とりあえず、温泉街関係はこれで打ち止めだろう。
あるいは、新しいジオラマベースに付属する小物類が、また情景小物として別売されるかもしれない。