建物コレクション 体育館
学校シリーズということで、中学校の校舎に続いてカマボコ屋根の体育館が発売された。
今はどうか知らないが、学校の体育館というとこのような建物が量産された時期があった。
文部省(当時)が標準化したのかどうかわからないが、学校の片隅には似たようなものがどこでも見られた。
最近は施設の耐震化が進められており、校舎は補強するが体育館などは建て替えられる例が多い。
そうなるとずいぶん違う形のものになったりするので、これはある一時代のものだったのだろう。
広さからゆくと、バスケやバレーのコートが1面取れて、あとは舞台と用具倉庫があるというところだと思われる。
部品構成は単純で、本体は完全な一体成形になっており、屋根と入口の庇くらいしか別部品はない。
細かい部品は、時計と雨樋縦管のほか入口のタイル敷きくらいだ。
窓ガラスはプラスチックの透明シートで、タミヤセメントがあれば接着できる。
屋根の部品がいくらか反っていたので、隙間ができた中央を輪ゴムで巻いて、瞬間接着剤を流し込み固着させる必要があった。
本体の色はよかったが、屋根と下半分の色がよくなかったので全面塗装してある。
本体の色はほとんど同じ色で塗ったが、あとはだいぶ変えてある。
窓サッシは、いつものようにはみだしていたりかすれていたりで塗らなければならなかったが、製品のままの銀ではなくした方がよかったかもしれない。
設定年代から考えると、アルミサッシよりも鉄枠の方があるいは合っていただろうか。
成形はとてもよいのだが、雨樋縦管をはめる穴が大雑把すぎたので加工が必要とも言える。
左右は対称で、前後で違うところは入口の有無だけである。
箱絵ではなぜか時計が裏側に付くようになっていたが、入口の上に付けるのが普通ではないだろうか。
体育館として使うしかないが、だいたい学校の裏にあるので、線路の横に置いて向こう側に校舎が広がっていると考えればよいだろう。
ところで、あとはプールとか出るのだろうか。