木造駅舎

なんとなくみんなでローカル駅舎と呼んでいたのだが、あらためて確認すると木造駅舎が正しかった。
トミックスが、たぶん一番最初に出したオリジナルのストラクチャーだと思われる。
それまではBACHMANNの香港製ストラクチャーを流用していたが、トミックスブランドとともに日本型の国産を始めたようだ。
これはローカルホームと一緒に発売されたもので、駅舎はホームの一部という構造かもしれない。
ホームの一部が広がった部分に載せられるようになっており、入口までは階段で上るようにされていた。
お座敷運転を考えると、どうしても駅舎がホームの高さになるようで、後発のものも各社そのような仕様が多い。
トミックス初というか、国産プラスチック製ストラクチャーの第1号だったかもしれない。
同時期くらいに木造跨線橋も発売され、複線ないし交換駅も作れるようになった。
今から数十年も前に作られたものだが、角の効いた金型を使っているようだ。
成型はいくらかくどいくらいに角が立っており、別部品の窓枠付窓ガラスの部品も細かく作られている。
これはごく初期の製品だが、今でも見劣りすることはないだろう。
Nゲージが普及し始めた初期には、始めてすぐにやめる人が多かった。
それでやりとりしていたもののひとつなので、自分で買ったものかどうか記憶が曖昧である。
複数持っていてもしかたがないので、手持ちを新たに始める人に譲ったりしているので、元々誰のものだったかは不明というところだろうか。
あとになって全面塗装したが、あまりよい色ではないかもしれない。
窓枠は透明のままだったので、ここにも色入れをしたが、近くで見るとずいぶんはみ出していたりと雑である。
とりたてて改造はしていないが、ホームから外して土台を少し短く詰めた。
そのため入口脇の売店はなくなり、部品として温存してある。
どういうわけか電話ボックスの土台がとても高いので、あとで削る必要がある。
この電話ボックスはガラス張りの新しいものだったのだが、お手軽に塗装だけで古めかしくしてみた。
これも今なら、、ちゃんと角を削って丸みを付けていたことだろう。
このあたりはいつでも手直しできるので、気が向いたらやるかもしれない。
何に使うのかというと、一応本来の用途を考えている。
関係ないが、プラレール・アドバンスの建物類は、トミックスの完成品ストラクチャーが指定されていた。