商店セット 改造集
最近になって某所から、レイアウトに置いてあった商店セットを押し付けられた。
だいぶひどい状態だったが、使えないこともあるまいと思い素直にもらって帰った。
とはいえ、同じものがふたつもあってもしかたがないので、適当に改造することにした。
上は正面の2階だけを使って、駅前市場というか昔のショッピングセンターみたいなものを作ってみた。
1階部分は破損が大きく、かろうじて店舗入口のいくつかが使えたので、それは別に温存・流用した。
ひとつは、関水金属の余剰部品で作った大型公団アパートの1階店舗部分に使ってある。
そのため1階部分は、プラ板とプラ角棒にエバーグリーンの筋目板で作ったシャッターにしてある。
側面は片方がプラ板で、もう片方はグリーンマックスのローカル駅舎の余剰部品で作ってある。
プラ板の側は見えなくなる予定なので、塗装だけにとどめておいた。
背面は同じ余剰部品と、たりない部分はエバーグリーンのラッフサイティングで組んである。
屋根はエバーグリーンのメタルルーフィングだが、意外と中央が凹んでしまうものだ。
駅前市場というと、いろいろな店が雑多に入っている広い空間で、柱はあるにせよ、全体を見渡せる。
照明は各店のクリア白熱灯電球くらいで、あとから通路に申し訳程度の蛍光灯が増設された薄暗い空間であろう。
これがショッピングセンターを名乗ると、もう少しおちついた空間になり、住宅街にあったりもする。
各店がきちんと壁で仕切られていて、食品以外の店もあったりする。
置く場所によってどうなるのかわからないが、早朝の設定なのでシャッターは閉まっている。
左下が共同住宅で、正面を取られてしまったので側面を正面にして、元の正面側を貼り合わせた。
窓のないところに玄関を作ったが、扉はグリーンマックスのローカル駅舎の余剰部品である。
ここの屋根瓦もグリーンマックスの瓦を切って使っている。
背面は見えなくなるのでプラ板で貼って、切り取って保存してある。
背面の張出部分はプラ板で作り、建物の半分くらいの長さで、扉は反対側から移設した。
玄関を入ると広い吹き抜けの階段があって、2階は6部屋が廊下を囲んでいるのだろうか。
1階は2部屋と共同炊事場、便所というところで、風呂はないかもしれない。
玄関の共用部分に余裕を持った、昔のおおらかな建て方かもしれない。
古く見せるために、窓桟は茶色で塗って桟の数も増やしてみた。
屋根を貼り合わせた部分の瓦に縦モールドがないが、やはり気になるのであとから付けようかと思っている。
以前、南武線の南多摩駅の前で見た建物を参考にした。
右下は駐在所で、やはり正面を使ってしまったので、背を腹に替えてある。
元正面側の鬼瓦がないので、両方ともグリーンマックスのものにした。
なぜかこれも、うちに使い切れないほどたくさんある。
勝手口があったところにプラ板で駐在所の入口を作り、勝手口の扉は反対側の横にプラ板で張り出しを作って貼った。
駐在所の扉は、グリーンマックスの駅ビルの部品を切り詰めて作った。
元の正面側は、プラ板で塞いである。
うちの設定年代からゆくと、最も新しい建物ということになりそうだ。
それにしても、商店の後ろ側は窓が多く、また大きすぎやしないだろうか。
図面を引くときに、何をどう考えたのか訊いてみたいものだ。