郊外型レストラン/ペンション

これまでどこも出していなかったような、しゃれた感じの建物が発売された。
もちろん完成品なので、箱から出して少し手を加えて置けば、レイアウトだけでなくお座敷運転でも使える。
プラレールのトミーが作っているだけあって、落としたくらいでは壊れない頑丈さと簡略さを備えている。
塗装もされておらず、成型色別の部品を組んであるだけで、唯一窓枠だけが塗装というか印刷されている。
それでも形はよいので、あまり手を加えなくても使えそうだ。
左が郊外型レストラン(和風)で、色とシールの違いで洋風もある。
実のところ、後述のペンションとの違いは屋根だけで、あとは全く同じである。
和風の本体と洋風の窓枠の色を合わせて、屋根を取り換えればペンションになるというくらいだろう。
どうも本体はペンションの屋根を基本に作られたようで、レストランの瓦屋根をかぶせるには、いくらか無理があるようにも思える。
とくに張出部分に瓦屋根がないので、そこだけ水平の屋根が出っ張ってしまう。
玄関もペンションと同じものに別部品の瓦屋根を被せることになるので、あまりよい形とは言えない。
そこでこの2箇所を改造したが、要するに撤去しただけである。
玄関は既存の部品を撤去し、階段の上に開いた穴を埋めて、瓦屋根はプラ丸棒を支柱にした。
開口部には、いさみやロコワークス製のストラクチャー用窓枠を切り貼りした。
いさみやの主人曰く「誰も作らねえから、しかたなく作ってやったんだ」というありがたい話で、今後重宝することだろう。
ちなみに、撤去した部品は、関水金属の高架駅を改造したビルの屋上出入口に流用した。
張出部分も切り取って、上下をプラ板で塞ぎ窓は同じ窓枠を使った。
開いてしまったところは坪庭か何かにして、細竹でも生やそうかと思っている。
植え込みの垂直部分は何もモールドがなかったので、グリーンマックスの石垣を切って角度を付けて貼った。
本体は地の色のままだが、あとは塗装して、屋根瓦と妻面は小田急の色にしてみた。
右がペンションだが、これが出る前のカタログでは、高床式の建物の絵が載せられていた。
かなりペンションらしかったが、しばらく予定品から消えたあげくに出てきたのがこれである。
雰囲気はよいのだが、宿屋にしては少し小さすぎないかとも思う。
どちらかというとやはりレストランか美容院あたりが似合いそうで、国道沿いに駐車場付で置いてみたい。
よく原野の国道にぽつんと建っていたりするが、しばらくして通ってみると廃業して空き家になっていたりすることがある。
うちの設定年代だと、末期くらいにやっと現れたというところだろうか。
こちらはほとんど改造していないが、植え込みの垂直部分はたしかグリーンマックスのホームを流用したような気がする。
あとは細かい塗装と、屋根を塗り直したくらいだが、これは阪急の色だったはずだ。
付属部品として、レストランには広告柱があり、共通の部品として裏手に駐車場が付いたはずである。
地面の部品は、表側に歩道とガードレールがあったが、こちらは切り取った。