橋上駅舎(近代型)
橋上駅舎としては第2弾になるが、商品番号はこちらの方が若い番号にされている。
理由は、最初に発売されたものが改良品となって出てきたからだと思われる。
そのようなわけで、品番は若くてもこちらの方が後発商品なのだ。
どこのメーカーもそうなのかもしれないが、ホームの新製品が出たり改良されたりすると、駅舎もそれに合わせられるようだ。
これも、トミックスが新しいホームを展開した頃に出てきたみたいなので、あるいはそのたぐいなのだろう。
基本的な構成は、複線の島式ホーム上に置かれて、線路の両側に降りられる階段があるというものだ。
階段はそれぞれ片側に降りるようにされていて、通路の延長部品を使えばホームの隣の複線くらいをまたぐこともできる。
贅沢を言えば、緩行線の駅を作って、隣を駅のない本線が通過してゆくという風景も可能ということだ。
近代型というだけあって、見かけは最近のものであろう。
近代といっても、鉄道は近代に入ってから登場したものなので、全てが近代型ということになるのだと思うが。
現代型でもまだ語弊がありそうで、最近型とでも言えばよいのだろうか。
製品のままだと、どう見てもうちの設定年代よりも新しいので、少し古い形に改造することにした。
古いとはいえ上限が1972年なので、いくらかの改造で済むかと思ったが、かなりの難工事になった。
これをどこに使うのかというと、ターミナル駅のはずれの入口みたいなところを考えている。
「改札口が遠いので、ぜひこちらにも出入口を造ってくれ」という陳情に応えたようなものになるのだろうか。
連絡跨線橋の端に接続するという感じで改造してみた。
ちなみに連絡跨線橋は、トミックスの機関庫を改造する予定でいるので、機関庫そのものは消滅した。
まづは本体だが、写真左右の2面はヤスリがけをしてモールドを削り取り平滑にした。
階段のある面は見えなくなるので、こちらのモールドは手を付けていない。
裏面は切り取ってプラ板で塞ぎ、切り取ったものはヤスリがけのうえ、連絡跨線橋への接続通路に流用した。
この通路は、裏側をプラ板で、屋根をエバーグリーンの筋目板で造ってある。
裏面側はホームが続く予定なので、階段は手前に持ってきて両側に降りられるようにした。
これも見える側だけ徹底的にヤスリがけをしてモールドを削り落とし、側面の開口部を広げた。
あとはプラ板を貼って形を整えていった。
トップライトはどうしようかと思ったが、半透明の茶色では新しい感じなので、塗装しておいた。
通路の延長部品はというと、関水金属の「余剰ビル 1」の1階スーパーマーケット部分に流用してある。
ホームの位置がまだ決まっていないので、本体側の支柱は付けていないし、何を使うかも考えていない。
ホームに降りる階段は付ける予定がなく、一旦連絡跨線橋に行ってからホームに降りるという構造を考えている。
これだけ改造したので、手を付けていない屋根も含めて全面塗装してある。
予定では、通勤時以外はあまり利用者もいないような、閑静な改札口になるような気がする。