パチンコ店/郊外店
何か新しいことをしたかったのかどうか知らないが、余計な機能を付加した建物が発売された。
2階正面の部分に発光ダイオードを仕込んで、看板が点滅するようにしたストラクチャーだ。
大きな屋根を外すと単3電池を2本入れるところが出てきて、そこにスイッチも付いている。
たしかダイオードは3個で、看板のシール越しに光って見えるはずだと思う。
というのは、買ってすぐにその部分を切り取ってしまったので、建物に付いている状態で点滅させた記憶はない。
当然、ムダなもののためにいらぬ金まで払って買ったのだが、本体の利用価値は低くなさそうなのでよしとした。
なんというか、玩具メーカーの発想むき出しのようなストラクチャーだが、点滅させて使っている人はいるのだろうか?。
ときどき店頭に置かれているのも見ることがあるが、光っているところを見たことはない。
見ての通り、左がパチンコ店で右が郊外店ということになる。
違いは正面1階の中央に別の部品を付けて、入口あたりに変化をもたらしているところだろう。
あとはその上の差掛と、屋根の部品が違う程度である。
屋根と正面の部分の色は、ほぼそのままなので、違いといえばそのくらいだっただろうか。
郊外店の方は、1階正面を別部品の背後にあった窓部品を外して、そこをプラ板で塞いである。
両方とも、なぜか2階がアパートになっているのだが、いくらなんでもそれはないだろう。
右横から直線の階段を上って、外廊下に3室並んでいる。
居室側が正面2階になるわけで、電光看板の裏側に住むことになる。
そんな人権無視のようなアパートは、本当にあるのだろうか?。
そのようなわけで、階段と2階裏側は切り取って普通のアパートを作るべく温存してある。
そのため、背面はプラ板で塞いで塗装してあるだけだ。
パチンコ店は、なんとなく側面に扉を付けてみた。
反対側の側面は同じ位置に窓があるだけで、そちら側には窓の柵はない。
店内もある程度は作られていたようだが、全て取り払って使えそうな部品は保存してある。
あとは裏に駐車場の印刷がなされた地面が付いていたが、同社ではほかにもそういう建物があった。
パチンコ店はそのままの用途で、商店街の中に置けばよかろう。
花輪の部品は板状の成型品にシールを貼ったものだが、なかなか出来がよい。
郊外店の看板シールは新しいものばかりだったので、うちの設定年代に合わないため貼っていない。
今なら、街道沿いにあるつぶれかけたゲームセンターあたりが似合いそうだ。
これも何にするかと言えば、郊外店ではなく商店街にある小規模なスーパーくらいであろう。
レイアウトを作る際には「鳴らない、光らない、(余計なものは)動かない」を是としているので、それに添ったものにはなった。