商業ビルA〜C

この3棟は、かつて平キットとしてまとめて売られていたものだ。
成型色ごとに分かれた部品と、窓桟に銀の色入れをした仕様で、とりあえず接着剤さえあれば完成させられた。
たしか同時期に前述の変電所も出されたので、一度はそういう展開も考えたのだろうか。
現在では完成品の1棟売りになっており、左がB、中がC、右がAになっている。
基本的なところは変わっておらず、違いといえば色くらいではないかと思われる。
組み立て方は簡単で、裏から窓をはめた平板を立方体に組むだけで完成する。
土台の板は、本体側の爪をはめるだけで、接着の必要はなかったと思われる。
あとは看板とか屋上の小物を接着すれば、それなりの見栄えにはなることだろう。
これはキットの時代に買ったものなので、今よりだいぶ安くまとめて買うことができた。
成型色ではどうしても質感がよくないので、全面塗装で仕上げてあるが、大きな改造はしていない。
左のビルの1階の扉が半開きだったので閉じた状態にしたが、一部に亀裂が入ってしまった。
そのあたりは、関水金属のビルに入っていたシールを貼って隠してある。
その横のシャッターはエバーグリーンの筋目板だが、元はファーストフード店などのカウンターだった。
右のビルは、屋上の出入口がシールを貼るようになっていたので、グリーンマックスの部品を使って扉を作った。
とりたてて改造しなくてもそのまま使えそうなので、あとは看板などを時代にあったものにすればよいと思われる。
反対側の側面はほとんど変わりはなく、背面も小さな窓があるかないかくらいなので画像は省略した。
土台は本体側の爪を切って接着したので、裏のリブを削って一枚板になるまで薄くしてある。
ちょっとしゃれたテナントビルなのだろうが、右のはなんとなく出版社と呼んでいる。