スクエアビル
ラウンドビルと同時に発売されたもので、違いは正面くらいだと思った。
それ以外は、部品構成などもみな同じであろう。
実はこの正面というのは、ラウンドビルの背面も同様になっている。
そこで、スクエアビルの前後とラウンドビルの背面を合わせて、大きなビルを作ることにした。
全てを正面に集めて、横と後ろはプラ板で作ってある。
横は少し見えそうなので一応筋彫りをしておいたが、背面はただ塗装だけしておいた。
単に分解して貼ってゆけばよいはずだったが、あとでとんでもないことになった。
分解はなんとかなったが、窓の部品が強固に接着されており、剥がそうと思ったらひびが入ってしまった。
問題はその先で、いざ接着しようとしたらタミヤセメントでは全く不可能だった。
しかたがないので瞬間接着剤を多用したが、当時は銀色カプセルの模型用瞬間という便利なものが出ていた。
水のようなサラサラタイプで、流し込み接着には最適だったが、いつの間にかなくなっている。
これでなんとか強度が保てたが、プラ板同士はもちろんタミヤセメントで接着してある。
まさかこんなストラクチャーはもう出ないだろうと思ったが、コレシリーズの病院と中学校でまた遭遇した。
その頃は別の接着剤を見つけて使ったので、瞬間接着剤のお世話にならずに済んだ。
ラウンドビルも同様だが、1階用の部品は上階よりも背が高い。
しかも両方合わせて4個もあるので、1階だけに収まらず2階も天井が高い構造になった。
あとはひたすら重ねてゆくが、うちは6階が限度なので、幅と高さを考えつつ折り合いが付く大きさに留めた。
屋上の看板はプラ板とプラ角棒で作り、背後には何かの部品の流用で屋上らしい施設を作った。
何を使ったか思い出せないのだが、たぶんトミックスの建物の内部にあったものだったかもしれない。
あとはグリーンマックスの工場付属設備からパイプを流用して、いくらか見栄えをよくした。
玄関上の差掛と看板はプラ板とブラ角棒で、壁面の看板はグリーンマックス製を流用してある。
奥行きをどうして決めたのか覚えていないが、何にも合わないので考えていなかったのだろう。
何ビルにするかは決めていないが、いわゆるオフィスビルが無難だと思われる。
右の小さいビルは、もうひとつの1階部分とあまった窓を使ってほぼ同様の方法で作った。
こちらの屋上は製品本来の部品を使い、あとはグリーンマックスのビルの部品を付けてみた。
玄関の差掛もやはりプラ板とプラ角棒で、看板はグリーンマックスの店舗用だと思った。
上の看板はプラ板だが、ここにあるということはたぶんボロ隠しに貼ったものだと思われる。
これは○○会館と呼ばれる集会所や、本社兼ショールームの社屋だろうか。