津川洋行・住宅/商店
ずいぶん前からNゲージのストラクチャーなどを出していた会社で、今でも細々と生産・販売をしているようだ。
鉄道施設や街並みの完成品小物類が多いが、はっきり言って出来はよくない。
むしろ無塗装で出してくれた方が、安くなるし自分できれいに塗れるからよいと思うのだが。
建物も初期から出していたようで、その最初がこれらではないかと思われる。
左が住宅で右が商店だが、どちらが先に出たのか記憶がない。
最初に見たのが商店だったはずだから、多分そうなのか、あるいは同時に出ていたのか。
基本構成は変わらず、1階正面と看板か物干台かの違いだけで、あとは完成品だったので色違いだろうか。
今のように国産の建物がない時代だったから、これでも重宝されて、レイアウトに大量に並んでいたのを見たことがあった。
小さいながら実によい形で、いかにもありそうな雰囲気であろう。
住宅は、都市ローカル線の線路脇にある、手入れの行き届かない畑の一角に似合うかもしれない。
最近は整備されてきたようだが、なんとなくJR南武線の登戸−立川間にありそうな気もする。
商店は、住宅街に埋もれた駄菓子屋か雑貨屋あたりでどうだろうか。
塗装済完成品だったが、一旦分解してきちんと組み直してから全面塗装した。
やはりキットで出してくれればと思うのだが、ほかの建物はキットで出たものの、これは聞いたことがない。