住宅07

日本型にも使えそうな住宅は、たぶんFALLERが数多く出しているような気がするが、それも昔から今に至るまで続いている。
左は店舗兼住宅で、表のクリアパーツを加工することによって、いろいろと使えそうである。
これはずいぶん古いキットで、組んだのもだいぶ前のことだ。
やはり白い部分は無塗装のままだが、バルコニーの手すりなどもそのままなので、今からでも塗装した方がよいと思われる。
手すりは長いものを4面に折り曲げたものなので、角は白っぽくなっている。
2階裏側にもベランダがあるなど、手の込んだ作りになっており、1970年代に建てられたものとして通用しそうだ。
店舗の入口扉は汎用品で、この頃に発売された同社のキットによく使われていた。
クリアパーツの平面部分に接着するだけだが、とりたてて違和感はない。
中央のは、どういう地形に置くべきか考えさせられそうだ。
斜面を削って建てたような構造だろうが、家を中心に地形を決めないとなるまい。
白い部分以外は全塗装で仕上げて、改造はしていない。
これの2階部分だけのキットも存在し、玄関まわりなどがだいぶ違っているので、別物に見えるくらいだ。
右は山小屋風の住宅だが、輸入キットの山小屋風のもののほとんどは、それこそ『アルプスの少女ハイジ』の世界である。
これは同社で唯一住宅地に使えそうだったので買ったが、かなり新しいキットだと思われる。
わずかな白い部分以外は全面塗装で、やはり改造はしていない。
このキットだが、窓枠が細いのはありがたいが、ガラスの部品が本体の裏側から貼るようになっている。
窓枠は建物の外側とほぼツライチになっているので、ガラスとの隙間が本体の厚み分だけできてしまう。
実のところそれほど目立たないのだが、なぜこういう作りにしたのだろうか。
中央の建物も同様なので、ある一時期に一部の製品がそういう仕様にされたのだろう。