教会

教会というのは人の集まりを指すのであって、建物は教会堂(ないし会堂)という。
とはいえ、一般的に教会というと会堂が思い起こされるので、ここでもそうしておく。
欧州製のキットなら教会も多いのだが、日本の風土に合うものは皆無といってもよい。
現地なら似合うのかというと、なぜか正教会風の建物が多く、生産国でも異質ではないのだろうか。
メーカーの経営者が正教会の信者なのかわからないが、あちらでもどのように受け止められているのか。
正教会の建物というのは、イスラム様式に似たタマネギ型の屋根を頂くあれが、よく知られているかもしれない。
日本にもロシア正教(東方教会)が入ってきており、神田のニコライ堂が有名だ
函館にもハリストス正教会があるが、いづれも派手さはないので、国によって様式は違うようでもある。
あとのキットは立派なものばかりで、いくら仕様を変えも日本なら重要文化財級でも不思議はない。
そのような中、現在入手できるもので唯一使えそうなものを買うことにした。
これでもどうかと思われたが、カトリック教会としてあってもおかしくはない。
白い部分以外は塗装して、あとはほぼ無改造で仕上げた。
改造箇所は鐘楼の屋根で、かなり高い尖塔になっていたのを緩勾配の部分だけ残して切り取ってある。
これで少しは日本の風景に合うようになったかもしれないが、そこまでしなくてもよかったようにも思える。
尖塔に意味があったのかもしれないが、私は形にこだわらない宗派のプロテスタントなので細かいことはわからない。
FALLERではもうひとつ、もっと現代的な小さい教会を出していたが、だいぶ前に絶版になったようだ。