小国大使館

ずいぶん大きなお屋敷だが、まとまりはよさそうだ。
個人宅でもよいかもしれないが、これだけの建物だと庭もよほど広くしないとなるまい。
そうなるとレイアウトに置けるかどうかということもあるし、周囲との調和も考える必要もある。
そこで思いついたのが、大使館とか総領事館とかという在外公館だった。
ずいぶん前にフィンランド大使館に行ったことがあるが、当時はたしか西洋館風の建物だったと記憶している。
門前で用件を告げると、鍵が外れる音がして簡単に入れてくれた。
国にもよるのだろうが、このくらいの建物の大使館なら、今でもあまりうるさいこともあるまい。
1階が広間とか応接室で、2階が大使執務室や事務室などがあるという構造だろうか。
1階にはサンルームもあるので、それなりの庭は作らなければなるまい。
本体のクリーム色の部分以外は塗装してあるが、大きな改造はしていない。
唯一の改造箇所は、3階の屋根にあった尖塔を切って平屋根にしたくらいだ。
トンガリ屋根でもよかったのだが、箱の写真を見た感じでは、なんとなく切りたかった。
これは同じものが、POLAからも発売されている。
これを大使館だとすると、どのような国が考えられるだろうか。
自力で建てたか、お金持ちから譲ってもらったかはわからないが、歴史と伝統がある国と思われる。
欧州の小国というのもほとんどなくなってしまったが、どうせ架空の国ということになる。
ビュルテンブルク大公国とかオラニエン王国とか(わかった人は手を挙げて)。
結局、マリネラ王国大使館になっていたりして。