信号所
駅舎だけではなく信号所も、国によって全く違うものが造られる。
とはいえ、これがその国の標準だというものを示すのは難しいが、違いくらいは理解できそうだ。
同じ木造でも日本と欧州では違うし、没個性的な近年のものでも差異は小さくなかろう。
と言っているうちに、日本では自動化が進んできて信号所自体がなくなりつつある。
輸入キットの信号所というと、何かほかのことに使いたくなる2階屋が多いかもしれない。
あるいは使い道もないので、買わないものはもっと多い。
左はだいぶ古いもので、すでに絶版になっていると思われる。
比較的新しい形だが、やはりどこか日本のものとは雰囲気が違う。
出入りは1階正面の扉からするようで、階段はあとから手持ちの部品を使って増設した。
裏側は窓もなく、階段を回してあるものの、どうせ見えなくなるので扉などは作らなかった。
信号所としては使いにくいので、交差点の角にある警察署の交通監視塔にでもしようかと思っている。
世田谷通り(津久井道)と府中街道の交差点にある多摩警察署に、それらしいものが昔から建っていた。
本来の目的に使われているところを見たことはなく、最近は物置と化しているようにも思われる。
そのようなわけで、最初から信号所として使う予定はなかった。
左も同様で、飲食店にでもしようと思って買ったものだ。
無改造で組んだが、どう見ても日本の列車には似合うまい。
欧州の列車にはよく似合いそうなので、それぞれの国の風土というものはあると実感する。
こちらはかなり細かい部品構成だが、やはりずいぶん前から存在したキットだったはずである。
両方とも、白い部分以外は塗装してある。
輸入キットの信号所は、踏切とセットになっているものが多く、中には自動踏切もある。
左のは忘れたが、右のはそのシステムを組み込んだものもあったような気がする。