駅舎01

輸入キットの駅舎は、別の建物に改造することが多いが、本来の用途に使えそうなものは使っている。
このくらいの建物なら、戦前からある電鉄の駅という感じで使えることだろう。
規模と構造は東急の田園調布駅とほぼ同じだが、あれほど“田園”してはいない。
あれはさすがに、思い切った意匠であろう。
それほどではなくとも、閑静な住宅街の玄関口として使うことはできそうだ。
買って作ったのは、国鉄しか考えていない頃だったが、鉄コレの登場で都市小私鉄の駅にすることを決めた。
17m3輌編成の電車が走っている路線で、国鉄との貨物のやりとりもしているというところだ。
倉庫の部分はそちらに使えるので、貨物側線もある駅ができる。
前述の田園調布駅だが、これも菊名で国鉄の貨車を入れて、ここまで貨物輸送をしていた時期があった。
駅舎の少し多摩川園寄りに貨物施設を有しており、黒くて小さな4軸の凸型電機が牽引していた。
改造箇所は、前後の扉を付けずに開口部としたことと、正面側の開口部に庇を付けたくらいである。
あとは全面塗装で仕上げてある。
土台部分は欧州のホームの高さなので、使わなくてもよいかと思ったが、倉庫にトラックを乗り付けることを考えてそのままにした。
旅客ホームとしては低すぎるので、そのあたりはレイアウトを作るときに考えればよい。
裏側には、緩やかな半円形のホームが付くようになっていた。
箱の写真では、たしかレールバスが停まっていたと記憶している。
階段の両脇に柵でも付けようかと思ったが、設定年代はおおらかな時代なので、なくてもよいかと思われる。
付けるとしたら、階段の手すりくらいだろうか。