ビル04

外国メーカーのビルキットは、4面が正面のようなものがあるかと思えば、両妻面が何も作られていないものも少なくない。
KIBRIのビルはそれが徹底していて、写真のように一枚板の製品がいくつかある。
もっとも裏側は表と同等に作られているので、通りに挟まれた狭い敷地に並べろということだろうか。
うちでその通りにすると、縦の道路に並べなくてはならないことになり、奥行きが不足することになる。
それができないのなら、前後を別の建物として作るしかあるまい。
古いキットで、買ったのもだいぶ前のこともあり工作技術は未熟の上、部品の合わせもよいものではなかった。
建物の端に付いている丸や四角の看板はグリーンマックスの部品を流用したもので、窓下の部品がきれいにはまらなかったのをごまかしてある。
成形はよいものの平面的な窓枠部品は無塗装で仕上げてあるが、いろいろと不満は残る。
写真右の塔屋にプラ板を貼ってある部分があるが、どうしても部品が合わずにしかたがなく塞いだものだ。
あとはほぼ無改造で作ったが、灰色の部分以外は細かい色入れしかしていない。
ホテルということだったが形はとてもよく、まだ国産ストラクチャーが少ない時代に重宝した。
あまりにも昔に作ったものなので、レイアウトに組み込む際にはかなりの手直しが必要かもしれない。