駅舎04(郵便局)

これもたしか関水金属のカタログに載っていたレイアウトで見た記憶がある。
同社がどこで入手していたのか知らないが、私がホビーセンターカトーに行く前に扱っていたのかもしれない。
ときどき輸入ストラクチャーキットのコーナーにKIBRI製品が置かれることもあるが、いつ行ってもごくわずかでしかない。
これは共立模型で買ったのだが、値札が付いていなかった。
店主曰く「似たようなのが(駅舎04のこと)あるから、それと同じ値段でよい」とのことで、だいぶ得をした気分になった。
駅舎04がだいぶ以前に入荷したような朽ち果てかけた箱で、それにかなり安い値札が付いていたのに合わせてくれたということだ。
新しいにせよ古いにせよ、日本と欧州では風土も文化も違うので、駅舎もそのまま流用できるのかというと難しいところである。
これは1階に関する限りそのまま日本の駅舎にもできる形状だが、3階以上がいくらか特殊な構造なので考えさせられた。
1〜2階をツライチで仕上げれば、高度成長期くらいに建てられた主要都市の中心にある駅舎にも使えそうだと思われる。
とはいえ駅舎ばかりあってもしかたがないので、ほかに考えられる大型建築物として郵便局の本局にすることにした。
1階部分の正面は無改造で2階もそのままだが、3階部分は2階の裏側を重ねて作った。
妻面は当然2階までしかなかったので、プラ板に2階同様の筋を入れて嵩上げしてある。
裏側はどうせ見えなくなるので、1階部分は後述のビルに流用し、2〜3階同様にプラ板で作った。
ただし1階はプラ板で張り出しを作り、集配業務ができる奥行きを持たせてある。
グリーンマックスのホームキットの屋根を使って、車寄せも表現した。
この部分は表からは見えないので、プラ板の壁に過ぎない。
横や屋根越しに見て、納得できるだけのものを作っておけばよいという考えにしている。
本体の屋根は陸屋根ではなく四方流れで中央に向かって窪んでいるという特殊な構造だったが、そのまま使うことにした。
郵便輸送に使えそうな大型のトラックも出ていることだし、裏側もかなり賑やかに作り込むことはできると思われる。
あとはたりないものといえばポストを回るボンネットトラックで、記憶に残っているのは、なぜかトヨペットスタウトなのだが。