住宅03
ちょっとした高級住宅街にありそうな家シリーズは、このくらいになる。
家が大きいというよりも広めの庭が似合いそうと言った方がよさそうな建物であろう。
他のメーカーのものと合わせると、かなり大きな住宅街ができるのではないだろうか。
考えてみると、日本的な近代住宅はあまり多く発売されていない。
コレシリーズが少しはがんばったようだが、それでも構造が複雑な数寄屋造りとか寄棟造りは存在しない。
そう考えると日本勢はだいぶ不利ということになる。
どうしても作りたければ、使えそうなものを改造するか自作しなければなるまい。
左のは、同社の中ではかなり普通にありそうな2階屋のように思える。
庭の方を少し回り込まないと玄関にたどり着けない構造など、いくらか日本的ではないかもしれない。
日本では、庭を横切って家に入るという配置はあまり見かけない。
車庫の位置もこれでよいのかとも思うが、仮に車庫にしても軽自動車くらいの奥行きしかないので、物置かもしれない。
煙突は付けなかったが、1箇所だけは暖炉というかボイラーというか省略できなかったので、そのままにしてある。
右のはいくらか大きめの住宅だが、傾斜地に建てられることを前提としている。
玄関が2階で、主な居住空間も2階なのだろう。
1階の出入口が1箇所しかないので、庭が広がっているとも思いにくい。
2階部分の地面の部品は、どうせいらないだろうということで切り取ってある。
配置するにしても、地形をよく考えないとなるまい。
これはめずらしく煙突がないが、暖炉らしき煙突が1本だけ壁から立ち上がっている。