住宅04

あまり住宅地になさそうな住宅だが、果たして普通の住宅と呼んでよいものかどうか。
左のなど元はといえば駅舎なので、たしかに住宅ではなかったが、転用が利くのは欧州製品ならではだ。
欧州のローカル駅では、このような駅舎があっても不思議はないが、今ではどれだけ残っているのか不明である。
どうやら日本の駅舎のように、出入口から入って切符を買って改札口を通ってホームに出るという構造ではないかもしれない。
日本だと、ほとんどの駅舎がこのような直線的な動線で造られているが、向こうでは手順そのものも違っている。
これだと写真下の差掛がある面がホームなので、建物の横を通ってホームに出るようだ。
切符を買いたければ、こちら側の扉から入ってということになるのだろう。
横にあるのは荷物用の一時保管所で、一段高くなっているところはコの字型に囲んであった。
たぶんトラックの荷台から降ろしてということだったのだろうが、扉を地面まで下げて上は通風口のようにしてみた。
少し残っている部分は、地面の部品と一体なのでそのままにしてある。
FALLERでも似たようなものがあって洋館にしたが、こちらはそれ以上に住宅らしくもない。
なんとなく乗馬クラブと呼んでいるが、レイアウトに組み込むときはどうなるか不明だ。
中央のは、住宅のようでもあり商業施設のようでもある。
2階に看板が付けられるようなモールドがあるので、飲食関係の店舗なのだろうか。
むりやり個人宅として使ってもよいが、これまで紹介してきたものに比べるとかなり大柄ではある。
かといって店舗にするとしても、あまり日本的ではなさそうだ。
どうするかは、そのうち考えるしかあるまい。
これも大きさのわりに開口部が少なく、車庫のようなところを除けば平屋根の部分の2箇所だけである。
右は住宅というかロッジと言った方がよさそうな建物であろう。
むしろ線路が敷けないくらいの山奥に置いた方が似合いそうな建物ではないだろうか。
一般住宅として使うつもりはないが、線路のあるところに違和感なく置けるように考えないとなるまい。
下の石積み部分がずいぶん高いが、なぜか地面を切ったのでその分高くなっている。
このキットは部品の合わせがよくない部分があって、ベランダの床面が傾いたり柵の長さがたりなかったりする。
やはり開口部は少なく、張出部分の2箇所だけでそれもあまり玄関らしくない。
左のはずいぶん前に買ったが、中央と右のはそれに比べるとずっと新しい。
いづれもほぼ無改造で、白壁以外は全面塗装で仕上げてある。