住宅06
このようなものを買って、レイアウトのどこに置くのか?と訊かれると、あまり考えていないとしか答えようがない。
それほどまでに欧州山岳地方的な家屋ではあるが、ハーフティンバー構造自体は日本でもめずらしくない。
これでも数ある同種のキットの中では、最もおとなしいものを購入したつもりだ。
ふたつもあれば充分で、左のは住宅で右のは店舗という感じで使えばよかろう
ほかの外国メーカーでもハーフティンバーの建物は出ていたはずだが、やはり使えるのはこのふたつだけだった。
部品構成はかなり細かく、木枠は全て別部品になっている。
一体成形だと、これだけの見栄えにはならないし、なによりも塗り分けが困難を極める。
木枠の内側の壁面は無塗装だが、プラスチックの色と質感のよさは欧州キッとならではであろう。
角が木枠で隠されるので、接着剤による黄ばみを隠すこともできる。
もちろん、この木枠は全て手塗りで仕上げてある。
あとの部分は塗装してあるが、煙突を省略した以外は無改造だ。
住宅に使う左のは、お屋敷町に1軒くらいこんなのがあっても不思議はないということでよいと思われる。
右のは後ろ側があまりよい見栄えではないが、店舗なら正面を向かせて置くので目立たなくなると思われる。
ハーフティンバーの店舗ときどき見かけるが、よく見ると木枠は構造ではなく飾りで張ったものだったりすることもある。
町中に置くとしたら、商店街よりも低層ビルの間の方が、昔からある本物という感じで似合いそうだ。